Steamworks ドキュメンテーション
割引

概要

割引は、オーディエンスを増やし、Steamでの製品寿命を延ばすのに役立つ貴重なツールです。 公式セールイベントに参加したり、割引ツールを活用して、カスタム割引を実施したりすることができます。

一般的に、価格帯にかかわらず顧客は存在し、効果的な割引戦略によってSteam上で全体的に長期的な成功が期待できることが分かっています。

いつも通り、本提案は多数の多様な製品・開発者・顧客を一般化したものですので、決定の際には自分の製品とコミュニティを考慮してください。

割引の設定

必要な権限

割引の設定には、その製品における「価格と割引の管理」権限が必要です。 さらに、割引対象の製品の売上支払を受け取るSteamworksパートナーアカウントの一員である必要があります。

設定方法

  1. こちらの割引ダッシュボードを開きます: https://partner.steamgames.com/promotion/discounts/dashboard/ (または「アプリとパッケージ」から「割引管理」を選択します)
  2. このページには、価格設定権限のあるゲームと、それらのゲームが参加できる今後の全セールのグリッドが表示されます。
  3. 各イベントでの有効な希望割引をパッケージに対して入力し、ページの下にある「保存」ボタンをクリックします。

割引の編集方法

割引は、その割引が実際に開始されるまで編集可能です。 編集するには、割引作成に使用したのと同じダッシュボードURLを開き、設定したい割引率に変更してください。

割引の削除方法

割引は、その割引が実際に開始されるまで削除可能です。 割引ダッシュボードに移動し、割引率に数字の「0」を入力すれば、割引を削除できます。 割引入力時と同様に「保存」をクリックすれば、割引は削除されます。

割引の種類

セルフサービス

パートナーは、以下の割引を作成し管理することができます。 割引を20%以上に設定すると、ゲームをウィッシュリストに追加したプレイヤー宛てにメール通知が自動送信されます。 割引されたタイトルは、ゲームのタグ、人気度や各ユーザーへの推薦の度合いに基づいて、Steamのさまざまな「スペシャル」セクションで表示されるようになります。

    ローンチ割引

    ローンチ割引は、ゲームがSteamでリリースされると同時に開始し、7~14日間実施することができ、設定した最終日の午前10時(PT)に終了します。 ローンチ割引は、一般的には10~15%に設定することをお勧めします。 上限は40%引きです。 ローンチ割引はオプションで、アプリのランディングページの「リリース予定日」設定のセクションで設定できます。

    1週間割引(Weeklong Deal)

    1週間割引は月曜日午前10時(PT)に始まり、7日間続きます。

    カスタム割引

    パートナーは、製品のアニバーサリーや大型アップデートなどのイベントに合わせて、カスタム割引を自ら設定できます。 カスタム割引は、設定している現在時間の次の日付から開始できます。

    テーマ別セール

    Steamでは、特定のカテゴリーのゲームを紹介する目的でさまざまなテーマ別セールイベントを開催しています。 これらのイベントには、参加資格に関する特定の基準と、招待、登録、割引のプロセスがあります。 各セールは、Steamのホームページ上で宣伝され、各イベントに関連したサブカテゴリーに分けられます。 詳細はこちらです。

    季節のセール

    年に4回、Steamストア全体にわたる季節ごとの大型セールイベントが開催されます。 Steam上のすべてのゲームが、割引を実施することで参加できます。 これらの4つのイベントとは、スプリングセール、サマーセール、オータムセール、ウィンターセールです。 詳細はこちらをご覧ください。

精選割引

次の種類の割引はValveが作成、管理します。 フロントページのプロモーションスロットに掲載する製品は、あらゆる価格帯やジャンルを考慮に入れて選定しています。 厳密なルールはありませんが、基本的なガイドラインとして、Steamで最もプレイされているゲームやよく売れているゲームに焦点を当てます。 いずれかのスロットへの掲載に選ばれた場合には、こちらからご連絡します。 プロモーションスロットは、交渉や購入できるものではなく、あくまでもプレイヤーのデータに基づいています。 顧客満足度が高く、過去数か月間に数十万ドルの収益を上げているゲームをお持ちの場合、プロモーションのオプションについていつでもお気軽にお問い合わせください

製品の精選プロモーションスロットには主に3つのタイプがあります。 3つのプロモーションスロットのデフォルトの割引期間はすべて1週間ですが、既存の割引ポリシーの範囲内であれば調整が可能です。

    日替わりスペシャル

    日替わりスペシャルはSteamのホームページで24時間にわたって掲載され、毎日午前10時(PT)に表示が切り替わります。 日替わりスペシャルには1日につき2つ以上のスロットが用意されています。 日替わりスペシャルに使用されるアートワークは、標準の460 x 215ピクセルの「ヘッダーカプセル」で、関連するゲームやバンドルから自動的にインポートされます。 日替わりスペシャルの割引は、7日~14日間実施されます。 詳細はこちらをご覧ください。

    Midweek Deal

    Midweek Dealプロモーションは、Steamのホームページで月曜日午前10時(PT)から木曜日午前10時(PT)まで、72時間にわたって掲載されます。 Midweek Dealには1週につき最大6個のスロットが用意されています。 Midweek Dealプロモーションでは、こちらで詳しく説明しているカスタムアセットサイズのアートワークが必要です。ローカライズはValve側で行います。 Midweek Dealの期間はデフォルトでは1週間ですが、パブリッシャーの要望により、3日から14日の期間で割引を実施できます。

    Weekend Deal

    Weekend Dealプロモーションは、Steamのホームページで木曜日午前10時(PT)から月曜日午前10時(PT)まで、96時間にわたって掲載されます。 Weekend Dealには各週で最大6個のスロットが用意されています。 Midweek Dealのプロモーション同様、Weekend Dealには、こちらで詳しく説明しているカスタムアセットサイズのアートワークが必要です。ローカライズはValve側で行います。 Weekend Dealの割引期間はデフォルトでは1週間ですが、パブリッシャーの要望により、4日から14日の期間で割引を実施できます。

    厳選された割引の画像例

    Steamホームページの「スペシャル」カルーセルの表示例です。 Midweek DealとWeekend Dealは左側の大きなスペース(スポットライト)に表示されます。 日替わりスペシャルは右側に表示されます。 ユーザーがこのカルーセルをスクロールすることで、精選セールのタイトル以外にも、その時点での人気に基づいた割引タイトルが有機的におすすめされるようになっています。

    specialoffersvisualexample.png

    無料ウィークエンド

    無料ウィークエンドは、Steamユーザーが一時的にゲームに無料でアクセスできるプロモーションです。 ユーザーは無料でゲームを試すことができますが、期間が終了するとアクセスを失います。 この種のプロモーションは、特定のタイプのゲームや状況に戦略的に適用され、通常は試遊したプレイヤーに購入を促すための割引と併せて実施します。 詳細はこちらです。

割引のルール


Steamでは、パートナーがマーケティングプランや製品戦略に最適な方法で製品を割引することを推奨していますが、覚えておくべき特定の割引ルールがいくつかあります。

これらのルールの主な目的は、顧客に対する価格の透明性を高めることです。 一般に、Steamでは割引を表示する際に 1)少なくとも30日間継続して適用されたベース価格、または、2)発売時の特別ローンチ割引終了後に少なくとも30日間継続して適用されることが予定されている正規価格のどちらかを参照することで、顧客コミュニケーションを改善するよう努めています。

Steamの具体的な割引ルールは次のとおりです。

    30日間の割引クールダウン

    1つの製品に対し、割引から30日間、リリースから30日間、またはいずれかの通貨での価格引き上げから30日間は、新たに割引を実施できません。 これらは一般に「30日間の割引クールダウン」と呼ばれます。30日間の割引クールダウンルールには例外が2つだけあります。
    • ローンチ割引は、製品のリリース時に利用できる導入価格オプションで、早期アクセスまたはv1.0フルリリースで実施できます(その2つが30日以上離れている場合は両方を実施可能)。 ローンチ割引は、製品のリリース日の前にのみ設定でき、リリース日以降には設定できません。 ローンチ割引が終了すると、その製品は30日間他の割引を一切適用できなくなります。
    • 季節のセールは、サマー、オータム、ウィンター、スプリングセールといった、Steam全体の大規模なセールイベントです。 他の割引とは異なり、これらには30日間の割引クールダウンはありません。さらに、ローンチ割引を除く他の割引による30日間の割引クールダウンも免除されます。
      • つまり、季節のセールの前後30日以内であっても、ローンチ割引以外の割引であれば、個別に割引を設定でき、季節のセールにも参加することができます。 ただし、製品リリースおよびローンチ割引にはこの例外は適用されません。
      • これらの例外は、季節のセールのために特別に作成される割引イベントにのみ適用されます。割引イベントは、各セールの前に割引管理ダッシュボードに表示されます。 季節のセールと同時期に個別に割引イベントを設定した場合、これらの例外は適用されません。
      • 詳細およびイベントの日程については、季節のセールを参照してください。

    割引とベース価格の変更

    割引実施中、または割引が予定されている間は、製品のベース価格を変更することはできません。 また、いずれかの通貨で製品のベース価格を引き上げた場合、30日間はその製品で割引を実施することはできません。 ベース価格の設定に関する詳細とベストプラクティスについては、価格設定を参照してください。

    割引のしきい値と期間

    個別の割引を設定する場合、次のガイドラインが適用されます。
    • 95%を超える、または10%未満の割引は適用できません。 特にローンチ割引は40%を超えることはできません。
    • いずれの通貨でも、製品の価格がSteamの最低価格のしきい値を下回るような割引を設定することはできません。
    • 割引を実施できる期間は、1日~14日間です。 ただし、ローンチ割引を実施できる期間は、7~14日間です。
    • 製品がバンドルに含まれている場合、バンドルの割引はバンドル内の個別の製品の割引に加えて適用されます。 詳細はバンドルを参照してください。
    • 割引を20%以上に設定すると、ゲームをウィッシュリストに追加し、そのような内容のメールを受け取るように設定したプレイヤー宛てにメール通知が自動送信されます。

    上記のルールの概要

    価格変動30日間の割引クールダウンは発生しますか?Steam全体で開催される季節のセールはこのクールダウンの対象外ですか?注意事項
    価格引き下げいいえ-割引が実施されている期間中は不可能
    最低価格のしきい値の対象となります
    価格引き上げはいいいえ割引が実施されている期間中は不可能
    製品リリースから30日以内は不可能
    製品リリース はいいいえ-
    ローンチ割引はいいいえ割引:最小10%/最大40%
    期間:最短7日間/最長14日間
    標準割引(ローンチ後) はいはい割引:最小10%/最大95%
    期間:最短1日間/最長14日間
    季節のセールの割引いいえ-日程については季節のセールをご覧ください。

割引のベストプラクティス

    製品の売上減衰曲線とコンテンツ提供に関する留意事項

    Steamの売上&有効化レポートには、プレイヤー、売上、収益が時間の経過とともにどのように変化しているかを理解するために役立つ、多くのデータやダッシュボード、ダウンロード可能な.csvファイルが含まれています。 これは割引戦略の指針として役立ちます。 例えば、小さな割引を駆使して、売上上位リストに食い込むことを目指したり、リリース直後の駆け出しの時期にさらなる露出を得たりすることには魅力がありますが、割引を行う前に、定価で製品を購入している顧客数に注目してください。 顧客が自分の投資に満足できることは重要ですので、売上曲線が落ち着いてきてから割引を使用するのが妥当と言えます。 逆に、ライフサイクルの「ロングテール」にある古いゲームであっても、良好なリテンションと充実したDLCカタログを備えている場合は、提供しているDLCがさらに多くの潜在的オーディエンスを生み出すことを期待して、ベースゲームの大幅な割引を検討することもありえます。

    段階的な割引

    通常、時間と共に段階的に割引率を上げていくのが最適です。 例えば、割引率を33%から、半額、66%、75%へと1年以上かけて徐々に移行していくのがいいでしょう。 ローンチ直後に半額や75%オフといった大きな割引を急いで行うと、定価で購入した顧客に悪い印象を与えるばかりか、製品価値へ悪影響を与えます。

    コンテンツアップデートと同時に割引

    割引の計画を立てる際は、コンテンツアップデートと同時に実施するなどして、できるだけ大きなイベントにするのが理想的です。 割引で顧客の興味を引きつつ、コンテンツアップデートで製品を向上させて、コミュニティに貢献する姿勢を示せればいっそう良いです。

    関連パッケージ(DLC、デラックス版)を同時に割引

    製品に異なるエディションやDLCがある場合には、すべてを同時に割引にしてください。 製品群の一部だけを割り引くことや、今週はベースゲームがお得で来週はデラックスエディションがお得などといった売り方をすると露出が薄まり、同時に製品に対して盛り上がりを見せるユーザー数が減ってしまうため、Steamおけるネットワーク効果を最大限に生かせなくなってしまいます。 それぞれのパッケージに対して、異なる割引率を設定することも検討してください。 例えば1年前に発売したDLCと、最近リリースしたばかりのDLCがある場合には、それぞれ異なる割引率を設定する方が理にかなっています。
留意事項:割引の重複
バンドル割引は、バンドル内のアイテムに個々に適用された割引の上に更に適用されることにご留意ください。

割引の例


ここでは、上記の割引ルールの一般的な例をいくつか紹介します。 これらの例では、『Bass Ain't Bitin' 2』という架空の釣りゲームを使用し、その早期アクセスの最初の1年間からv1.0リリースまでの軌跡をたどります。

なお、これらは模範例ではありません。 いつものように、パートナーは独自の価格と割引を設定してください。また、上記のガイドラインの範囲内で最適なアプローチを行うことを奨励しています。 これらの例は、どちらかと言うと、さまざまな割引ルールがどのように組み合わされ、相互に作用するかを示しており、価格変更や割引を計画する際にこれらの相互作用をどのように考慮する必要があるかを説明することを目的としています。

    例1:早期アクセスリリース

    『Bass Ain't Bitin' 2』は11月10日に早期アクセスとしてリリースされる予定です。 開発チームはリリース時にローンチ割引を実施したいと考えており、また今年下旬(12月17日)に始まるSteamウィンターセールにも参加したいと考えています。 両方の割引を実施するために、11月10日から16日までの7日間のローンチ割引を設定することにしました。 11月は30日間なので、ローンチ割引による30日間の割引クールダウンは12月16日に終了し、12月17日から始まるウィンターセールの割引イベントにゲームが参加できるようになります。
    • 『Bass Ain't Bitin' 2』のローンチ割引を7日間ではなく14日間実施することも可能ですが、その場合、12月17日から開催されるSteam全体のウィンターセール割引イベントには参加できなくなります(14日間の割引が終了する11月23日からウィンターセール開始日である12月17日まで23日間しかないためです)。 なお、季節のセールのクールダウンで免除されるのは、通常の(ローンチ時以外の)割引によるクールダウンのみであることにご注意ください。

    例2:1つの割引で複数のフィーチャーイベントに参加

    翌春の後半、好調な『Bass Ain't Bitin' 2』は6月に開催される3つのフィーチャーイベントに招待されました! 具体的には、6月10日から14日まで開催の釣りフェス、6月18日から20日まで開催のインディーアワードショーケース、6月12日の日替わりスペシャルの3つです。 これらすべてに参加するために、『Bass Ain't Bitin' 2』は3つのイベントすべてにまたがる単一のカスタム割引イベントを設定しました。 6月10日から20日まで20%の割引を実施するように選択しました。 つまり、このゲームは3つのフィーチャーイベントすべてにおいて20%の割引で掲載され、この単一の割引イベントで発生する30日間の割引クールダウンは1回のみになります。 このクールダウンは、割引が終了する6月20日午前10時(PT)に始まり、7月20日の同じ時刻まで続きます。
    • このシナリオでは、サマーセールが6月27日に始まると仮定します。 サマーセールは、カスタム割引イベントによって発生する30日間のクールダウンの対象外であるため、『Bass Ain't Bitin' 2』も希望すればサマーセール割引イベントに参加することができます。
    • あ、でも! 釣りフェスの日程が突然6月1日~4日に変更された場合はどうなるでしょうか。 この場合、『Bass Ain't Bitin' 2』は釣りフェスとインディーアワードショーケースのどちらで割引を実施するかを選択する必要があります。 カスタム割引の最長実施期間は14日間であるため、2つのフィーチャーイベントの日程が14日以上離れている場合、両方で割引を実施することはできません。 ただし、どちらを選択した場合でも、通常の(割引なしの)ベース価格でもう一方のイベントに掲載される可能性はあり、6月27日からのサマーセール割引イベントにも参加できます。
    イベントへの掲載と割引:あまり知られていない点ですが、テーマ別フェスやショーケースイベントなどの一部の注目のストアページには、割引イベントに参加した場合でも、割引がまったく設定されていない場合でも、ゲームが掲載される可能性があります。 ゲームが割引なしで掲載されても問題はありません。その場合、通常のベース価格で紹介されることになります。

    ただし、Weekend Dealや季節のセールなど、特に割引を目的としたイベントに掲載される場合は、通常価格(正規価格)での掲載はできませんのでご注意ください。

    例3:v1.0リリース時の価格引き上げ

    『Bass Ain't Bitin' 2』は早期アクセスの最初の1年間に多くの大型アップデートを行い、ベースゲームにさまざまな新しいコンテンツを追加してきたことを考慮に入れ、価格を上げる適切な時期がきたと感じているようです。 v1.0リリース日(早期アクセス卒業)の10月15日が近づいていますが、早期アクセス期間中に最後のカスタム割引を実施したいと考えており、またv1.0リリース時にはさらにローンチ割引を実施したいと考えています。 クールダウンの期間を考慮しながら、価格の引き上げ、カスタム割引、v1.0リリース、ローンチ割引を行うにはどうすればよいでしょうか? 考えられる解決策の1つは次のとおりです。
    • 9月1日に、その時点での『Bass Ain't Bitin' 2』の早期アクセス価格から14日間の割引を実施します。 同時に、このセールの終了時に価格を引き上げる予定であることも告知します。 コミュニティに準備期間を与えるために、価格引き上げについては事前に告知しておくことをお勧めします。
    • この割引は9月14日に終了し、次のv1.0リリースに向けてすぐにゲームの価格を引き上げます。 つまり、カスタム割引による30日間の割引クールダウンは、価格引き上げによる30日間の割引クールダウンと重複します。 実際には、2つの30日間の割引クールダウン期間が同時に進行することになります。
    • その後、30日後の10月14日に、両方の割引クールダウンが終了します。 翌日、10月15日にゲームのv1.0をローンチ割引でリリースします。
    • または、ローンチ割引終了の30日前ではなく、ローンチ割引終了の30日「」に価格引き上げを実施するオプションもあります。 v1.0のリリース時に価格を引き上げることもできるでしょうが、この3つ目のオプションでは、価格引き上げによる30日間のクールダウン期間があるため、ローンチ割引を実施できません。
    • 結局のところ、割引に関しては万能の解決策は存在しません。 重要なのは、各ゲーム固有のコンテンツ、コミュニティ、マーケティングプランに合わせて割引を管理することです。 詳細については、上の割引のベストプラクティスをご覧ください。

よくある質問と回答


  • Q:Steamがキュレーションするプロモーションはどのように計画されますか? アイデアをSteamに提供できますか?
    A:通常、パートナーとSteamが協議してプロモーションの計画を立てます。 弊社から計画を持ち込むこともありますし、面白い厳選プロモーション案などがあればぜひ教えてください。 もちろん、セルフサービスでいつでも割引を設定したり、通常の1週間割引に参加したりすることもできます。

  • Q:Steamでのプロモーションは参加必須ですか?
    A:いいえ。 特別イベントやプロモーションへの招待を送ることがありますが、参加は必須ではありません。

  • Q:割引はどのように承認されますか?
    A:精選プロモーションの場合、Valveが適していると判断したタイトルについて提案し、パートナー側の承認を依頼します。

    セルフサービスプロモーションの場合は、パートナーが割引ツールで割引を設定すると、指定した日時にゲームが自動で割引となります。

    割引に関する詳細とベストプラクティスは、 割引のベストプラクティスを参照してください。
  • Q:割引のアップデートはできますか?
    A:はい。割引が始まっていなければ、編集または削除できます。

    ローンチ割引を調整したい場合、ゲームのランディングページを開き、現在入力されているローンチ割引の横にあるボックスをクリックしてください。

    将来の1週間割引、カスタム割引、Steam全体の季節のセールなどの割引を変更したい場合、割引ダッシュボードに戻って、入力済みの割引率を変更することができます。 割引を解除するには、割引率を0%に設定してください。

  • Q:製品ローンチ直後でも、Steam全体の季節のセールに参加できますか?
    A:通常、リリースから30日以内、またはローンチ割引終了後から30日以内は、割引を提出できませんが、ゲームが「リリースされて間もない」場合、いくつかの選択肢があります。
    • ゲームが季節のセールの30日以上前にリリースされ、ローンチ割引を実施しなかった場合は、季節のセールに参加して、割引を入力することができます。
    • ゲームが30日以上前にリリースされ、ローンチ割引を実施した場合は、割引クールダウンによって、季節のセールには参加できません。 割引クールダウンが終了し、ベース価格に戻った後は、すでに進行中のセールに参加することができます。 割引を適用する機会は何度もありますので、季節のセールイベントに合わせて発売日を変更しなければならないというプレッシャーを感じる必要はありません。
    • ローンチ割引期間を7日から14日の間で選択できるようになりました。そのため、ゲームを季節のセールの間近にローンチし、ローンチ割引をセール期間中も継続させたい場合は、ローンチ割引の実施期間を最大14日間まで延長できます。 ただし、ローンチ割引は14日以上延長することはできないため、季節のセールの後半を逃す可能性があります。

  • Q:早期アクセスからフルリリースへ移行する際にローンチ割引を実施できますか?
    A:過去30日間に製品を値上げしていなければ、早期アクセスからフルリリースへの移行時に、ローンチ割引を実施したり、Steam全体の季節のプロモーションに参加したりできます。

    詳細は早期アクセスのドキュメントを参照してください。

  • Q:割引はどのくらいの頻度で実施できますか?
    A:カスタム割引は少なくとも30日の間隔をあけ、Steamでの製品リリースから30日以上が経過している必要があります。 カスタム割引は、Steamの季節ごとのセールへの参加資格に影響を与えることはありません。 ただし、新リリースや製品の価格引き上げによって発生する30日間のクールダウンはSteamの季節ごとのセールにも適用されますのでご注意ください。

  • Q: 新しい割引クールダウンは、キュレーションされたプロモーションにも適用されますか?
    A:はい。割引クールダウンは、日替わりスペシャル、Midweek Deal、Weekend Deal、1週間割引、パブリッシャーウィークエンドなどのプロモーションや、その他のカスタム割引に適用されます。 ゲームに適用される割引は、1つの割引が終了してから次の割引が開始するまでに最低30日の間隔を空ける必要があります。 このクールダウンの唯一の例外は、季節ごとに開催される次の4つのセールです:スプリングセール、サマーセール、オータムセール、ウィンターセール

  • Q:ゲームに適用できる割引率に上限はありますか?
    A:ベース価格に対して最大95%のゲーム割引を設定できます。 ただし、Steamストアは、各通貨および地域における最低単価を$0.49 USDまたはそれに相当する価格に設定しています(通貨ごとの最低価格については、最低価格の表をご覧ください)。 そのため、パッケージの割引においては、割引後の価格を$0.49 USDより低くすることはできません。 また、いずれかの通貨または地域の価格で、推奨される等価よりも低く設定した場合、その通貨または地域の最低割引価格により割引が制限されることがあります。 この制限より低い価格でのコンテンツ販売をご希望の場合は、Steamインベントリサービスを利用して、ゲーム内でアイテムを販売することができます。

  • Q:保存時に「サーバーエラー」が発生しました。 これはどういう意味ですか?
    A:特定のゲームまたはパッケージの割引を入力する権限がない可能性があります。

  • Q:設定した割引が、取り消し線が入った価格表示や「X% OFF」の目立つタグ付きで表示されないのはなぜですか?
    A:割引は、ユーザーの所在地で適用される現地の法律に応じて表示が異なる場合があります。 その場合も割引価格は適用されていますが、すべての地域で価格に取り消し線が表示されるわけではないことに注意してください。

  • Q:クールダウン期間は、28日間ではなく30日間ですか?
    A:2023年1月1日より、クールダウン要件は28日間から30日間に延長されました。