Steamworks ドキュメンテーション
コミュニティモデレーターの追加

概要

Steamコミュニティ内の様々なエリアは、Valveの公式スタッフ、コミュニティモデレーター、ゲーム開発者やパブリッシャーの代表者が共同で管理しています。 Steamworksパートナーは、コミュニティハブに投稿されたコメントや掲示板、またユーザー生成コンテンツのモデレーションを行うために、コミュニティメンバーを昇格し、開発チームのメンバーを追加することができます。 以下、モデレーターの追加方法、および権限に関する詳細情報です。

Steamコミュニティ内のコンテンツに対するモデレーション権限があるアカウントには、ゲームやソフトウェアのSteamコミュニティハブ画面の一番右に「管理」タブが表示されます。

モデレーターの追加、および権限の設定

Steamコミュニティハブのモデレーションのために、開発チームメンバーを追加することや、信頼できるコミュニティメンバーを昇格させることができます。 方法は以下の通りです。

ユーザーに付与された権限がSteamコミュニティ内で適用されるまで1時間程度かかることがあります。 新しくモデレーターになったメンバーにはコミュニティモデレーションガイドに目を通してもらってください。

コミュニティモデレーター

アプリケーションのコミュニティ内の信頼できるメンバーに「モデレーター」や「上級メンバー」というステータスを付与して、コンテンツのモデレーションに協力してもらうことができます。 2つのレベルには、http://steamcommunity.com/ogg/<appID>/permissionsEditにアクセスすることで、異なる権限を付与できます。 <AppID>の箇所にApp IDを入れてください。

昇格方法
  1. 対象ユーザーに公式ゲームハブに参加してもらいます。
  2. 参加ユーザーの名前の横に表示される星をクリックして「モデレーター」や「上級メンバー」のレベルに昇格させます。
  3. レベルに応じ、「モデレーター」と「上級メンバー」にはそれぞれコミュニティハブ内で異なる権限が付与されます。その内容はグループ権限ページにおける設定に基づきます(上記参照)。
  4. 「上級メンバー」レベルのユーザーは、スクリーンショット、動画、ワークショップ提出物などのアイテムを禁止することができます。

コミュニティモデレーターの識別
  • 「モデレーター」のステータスを持つコミュニティメンバーの名前はハブ内でオレンジ色で表示され、名前の横に銀色の星マークが付きます。
    moderator_presentation_mod.jpg
  • 「上級メンバー」のステータスを持つコミュニティメンバーの名前はハブ内で金色で表示され、名前の横に金色の星マークが付きます。
    moderator_presentation_officer.jpg

内部モデレーター

開発チームのメンバーをSteamworksのパートナーアカウントに追加して、コンテンツのモデレーション権限を付与できます。

基本的なコメントのモデレーション
  1. ユーザーおよび権限の管理ページからユーザーをパートナーアカウントに追加し、モデレーション権限を付与したいアプリケーションが含まれるグループに追加します。 追加されたユーザーには「アプリのメタデータの編集」「アプリのマーケティングデータの編集」等の権限レベルが最低でも1つ必要です。 すべての権限は、ユーザーにコミュニティ内の「上級」レベル権限を付与します。 また、「アプリのメタデータ編集」権限は、コミュニティのグループプロフィール、メンバーリスト、禁止、グループ権限を管理する権限も付与します。

    これはSteamworksのパートナーアカウントの既存の管理者であれば誰でも実行可能です。 管理者権限があるユーザーには、https://partner.steamgames.com/home上部のナビゲーション内に「ユーザーおよび権」というメニューアイテムが表示されます。 権限のないユーザーのページの右側には、管理者のリストが表示されます。 詳細は、Steamworksアカウントの管理を参照してください。
  2. デフォルトで、ユーザーにはコミュニティハブでコメントする権限や、他の誰かのコメントを削除する権限が付与されます。

共有ファイルやワークショップ提出物の禁止
  1. ユーザーをパートナーアカウントの一員にした後、グループの管理で権限を編集することで、アプリまたはグループの「エコノミー/ワークショップサポート」権限を付与できます。
  2. このレベルのユーザーは、基本的なコメントのモデレーションに加え、スクリーンショット、動画、アートワーク、ワークショップファイルなどのアイテムに「禁止」や「不適合」などのマークを付けることが可能です。 共有ファイルのタグの編集も可能です。

内部モデレーターの識別
  • 開発者の名前はハブ内の掲示板やコメントで緑色で表示され、「開発者」という黄色いタグが付きます。
    moderator_presentation_developer.jpg

グローバルモデレーター

Valveは信頼できるコミュニティメンバーをSteamコミュニティ全体の「グローバルモデレーター」に昇格させることがあります。

グローバルモデレーターの識別
  • グローバルモデレーターは掲示板やコメントでオレンジ色で表示され、銀色の星が付きます。
    moderator_presentation_mod.jpg

ベストプラクティス

コメントの削除やユーザーの禁止を行う際は、まずコミュニティモデレーションを読んで、コミュニティコンテンツの適切なモデレーション方法を確認してください。

掲示板やコメントのモデレーション

権限があるアカウントでゲームやソフトウェアのコミュニティハブを閲覧すると、右側に「管理」タブが表示されます。 そこからコミュニティコンテンツのモデレーションをするための情報やリンクにアクセスできます。

コミュニティハブ内の掲示板の閲覧時には、ページの右側に「報告された投稿」用のサブフォーラムが表示されます。

特定のスレッドや投稿を直接クリックすると、ピン留め、削除、ロック、別の掲示板への移動などもできます。 コメントの削除やユーザーの禁止を実行する際は、まずコミュニティモデレーションで、コミュニティ掲示板のモデレーション方法とタイミングに関するガイドをお読みください。

アイテムの禁止

アイテム(例:スクリーンショット、動画、アートワークなど)をコミュニティハブ内で禁止するには、上記の権限がアカウントに必要です。

権限がある場合、コミュニティハブでアイテムを閲覧中に、アイテムのモーダル(ポップアップ)ビューや詳細ページから様々なアクションを実行できます。

ワークショップのモデレーション

「上級メンバー」ステータスのコミュニティメンバーは、ワークショップアイテムのタグ編集、アイテムの禁止、アイテムに不適合マークを付けること等が可能です(上記の コミュニティモデレーターを参照してください)。 ゲームの「ユーザーと権限の管理」で何らかの権限を1つでも持っている内部開発者も、タグの編集とアイテムの禁止を行うことができます。

ワークショップアイテムの各詳細ページの右側の列に「管理」セクションがあります。 そこに特定のワークショップアイテムを管理するための様々なユーティリティ(禁止、レポートの閲覧、タグのアップデート、統計データの表示など)が用意されています。