Steamでは、ゲームのアクセシビリティ機能情報の表示をサポートし、プレイヤーが各自のニーズや好みに合ったゲームを見つけやすくなりました。 開発者は、ゲームがサポートするアクセシビリティ機能を指定できるようになり、その情報はゲームのSteamストアページに表示されます。 さらに、プレイヤーはこれらの機能をサポートするゲームを検索して特定できます。
ストアページでの表示
開発者がゲームで利用可能であると指定したアクセシビリティオプションは、ストアページのサイドバーに表示されます。 デフォルトでは折りたたまれています。

ただし、展開すると機能がカテゴリー別に表示されます。

ストアでの検索
プレイヤーは、アクセシビリティ機能が利用可能なゲームを検索できます。

アクセシビリティ機能ウィザード
アクセシビリティ機能は、ストアページ管理の「基本情報」タブにある「アクセシビリティ機能ウィザード」を使用して指定することができます。

ウィザードで一連の質問に回答して、ゲームがサポートするアクセシビリティ機能を特定します。

アクセシビリティ機能
ゲームプレイ:
- 難易度の調整:プレイヤーは、ゲームプレイの難易度を調整できます。
- いつでもセーブ可能:プレイヤーは、自動セーブと手動セーブの両方を使用してゲームプレイをセーブすることができます。 セーブはゲームのどの時点でも実行できます。
聴覚:
- カスタム音量調整:プレイヤーは、オーディオの音量を調整できます。 さまざまなタイプのオーディオをそれぞれ個別にミュートできます。
- ナレーション付きゲームメニュー:プレイヤーは、ゲームメニューをナレーション付きの音声で聞くことができます。
- ステレオサウンド:プレイヤーは、左右からの音声がどれだけ遠くから聞こえるかを識別できます。
- サラウンドサウンド:プレイヤーは、全方向からの音声がどれだけ遠くから聞こえるかを識別できます。
視覚:
- テキストサイズの調整:プレイヤーは、テキストサイズを調整できます (ゲーム内テキスト、メニューテキスト、キャラクターが話すセリフのテキスト、字幕テキスト)。
- 字幕オプション:プレイヤーは、すべての音声コンテンツと重要な音声情報の字幕の表示をカスタマイズできます。
- 色のオプション:ゲームプレイが重要な情報の伝達を色に依存しません。または、情報を区別するために使用されている色を調整するオプションがあります。
- コントラストの調整:コントラストの調整が可能で、前景と背景の色を変更したり、前景の要素を強調表示したり、ダークモードやライトモードを有効にしたりすることができます。
- カメラの快適性:プレイヤーは、画面の揺れ、カメラの揺れ、モーションブラーなどの不快なカメラの動きを調整または無効にできます。または、ゲームにそもそもこれらの効果がありません。
- 視覚がなくてもプレイ可能:プレイヤーは画面を見なくてもゲームを完全にプレイできます。 ゲームが視覚を必要としないゲームプレイ(例:音)に基づいて設計されているか、またはスクリーンリーダーやナレーションのサポートが、ゲーム全体を体験できるほど充実しています。
入力:
- キーボードのみのオプション: プレイヤーは、マウスやコントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、キーボードのみでゲームをプレイできます。
- マウスのみのオプション:プレイヤーは、キーボードやコントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、マウスのみでゲームをプレイできます。
- タッチのみのオプション:プレイヤーは、マウス、キーボード、コントローラなどの追加の入力メカニズムを必要とせず、タッチコントロールのみでゲームをプレイできます。
- クイックタイムイベントなしでプレイ可能:プレイヤーは、正確なタイミングでボタンを押す(「クイックタイムイベント」)必要がないようにゲームプレイを調整できます。または、ゲームプレイにそもそもそのようなボタンを押す操作がありません。
- 自分のペースでプレイ可能:プレイヤーはあらゆる入力に必要なだけ時間をかけることができます。または、特定のタイミングを必要とする入力を無効にしたり回避したりすることができます。 例えば、時間制限のないターン制ゲームやタイミング要素のないビジュアルノベルなどがこれに該当します。
- チャットのテキスト読み上げ:テキストチャットをリアルタイムの音声で読み上げます。
- チャットの文字起こし:ボイスチャットをテキストに変換し、リアルタイムで読み取ることができます。
ゲームプレイ:
難易度の調整
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
難易度を調整することで、プレイヤーは自分の能力や好みに合わせた体験ができるようになります。 例えば、完全な可動性を持つプレイヤーにとって魅力的になるように設計された難易度は、可動性に制限のあるプレイヤーには不満を抱かせる場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、必要に応じてプレイ体験を調整できることがわかります。
推奨事項
- 可能であれば、難易度設定を詳細に調整できるようにしてください。 例えば、FPSゲームでは、敵のHPや、エイムアシスト、一撃キル、無敵状態などを調整できると良いでしょう。
- プリセットの難易度(イージー、ミディアム、ハードなど)を提供する場合は、各難易度の違いを説明してください。
いつでもセーブ可能
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーは、進捗を失うことなくいつでもゲームをセーブする必要がある場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、ゲームが中断しても重要な進捗が失われないことがわかります。
推奨事項
- ロード中、またはセーブデータをロードするとゲームが中断される場合を除き、プレイヤーがいつでもセーブできるようにしてください。
- 手動セーブと自動セーブの両方を可能にし、両方のセーブタイプに別々のセーブスロットを使用してください。 手動セーブが自動セーブによって上書きされないようにしてください。
聴覚
カスタム音量調整
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーは、聞きたい音に集中できるように、その他の気を散らす音を小さくする必要がある場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、ゲーム内のさまざまな種類のサウンドの相対レベルを調整できることがわかります。
推奨事項
- 音楽、効果音、環境音、キャラクターのセリフにそれぞれ個別の音量調整機能を提供してください。
- 個別に音量調整できるものの数が多ければ多いほど良いです。 例えば、アクティブな効果音(足音や銃声など、ゲームプレイに不可欠なもの)やバックグラウンド効果音(交通騒音やバックグラウンドのセリフなど)には別々のスライダーを用意することを検討してください。
ナレーション付きゲームメニュー
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
視力の弱いプレイヤーは、メニューを操作するためにナレーションに頼ることがあります。 プレイヤーはこのタグにより、テキストを見なくてもゲームメニューを理解して使用できることがわかります。
推奨事項
- UIツリーをスクリーンリーダーに公開するか(例:Microsoft UI 自動化を使用)、すべてのゲームメニューと通知にナレーションを提供してください。
- 見出しとサブ見出しのナレーション、装飾ではない画像の代替テキスト、インタラクティブ要素の名前・役割・状態のナレーション(例:「音量、スライダー、60%」)を提供してください。
- 画面が切り替わるなど、状況が変わるたびに、新しい状況をナレーションで提供してください。 これには、タブの切り替えなどのユーザーによる変更や、ロード画面の終了などのゲームによる変更が含まれます。
- 初めてゲームを起動するときに、ユーザーがすぐにナレーションを有効にできるようにするか、ナレーションが有効の状態でゲームが起動するようにし、その後ユーザーがナレーションを無効にできるようにしてください。
ステレオサウンド
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーはこのタグにより、サウンドがプレイヤーの左右のどちらから聞こえるかを判断できる機能があることがわかります。
推奨事項
- ゲーム内の特定の位置から聞こえるサウンドについては、プレイヤーとの相対的な位置を示すために、左右のチャンネルを調整してください。
- 重要なゲームプレイサウンドの場合は、サウンドが聞こえる方向を視覚的に示すオプションを用意することも検討してください。
サラウンドサウンド
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーはこのタグにより、サウンドが聞こえる方向(上、下、後ろ、前などすべての方向)を判断できる機能があることがわかります。
推奨事項
- ゲーム内の特定の位置から聞こえるサウンドについては、プレイヤーとの相対的な位置を示すために、空間オーディオ出力チャンネルを調整してください。
- 重要なゲームプレイサウンドの場合は、サウンドが聞こえる方向を視覚的に示すオプションを用意することも検討してください。
視覚:
テキストサイズの調整
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
テキストサイズを大きくすることは、視力の弱いプレイヤーや、大きな画面や離れた画面でプレイするプレイヤーの両方にとって役立ちます。 プレイヤーはこのタグにより、文字をはっきりと読めるようにメニューやHUDのテキストサイズを調整できることがわかります。
推奨事項
- デフォルトのテキストサイズを大きくするか、ユーザーがテキストサイズを大きくできるようにしてください。
- テキストサイズを、1080pでは高さ38ピクセル以上、4Kでは高さ76ピクセル以上に変更できるようにしてください。
字幕オプション
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
基本的な字幕サポートでは、視覚に障がいのあるプレイヤーにとっては不十分な場合があります。 背景の不透明度、テキストの色やサイズのオプションを提供することで、プレイヤーは字幕を好みに合わせてカスタマイズすることができます。 プレイヤーはこのタグにより、すべてのダイアログではっきりと読める字幕を表示できることがわかります。
推奨事項
- 話し手を字幕で特定してください。
- HUD要素と字幕が被らないようにしてください。
- 読みやすいサンセリフ体(sans-serif)を使用してください。
- 不透明度を調整できる背景コンテナのオプションを提供してください。
- UIテキストとは別に、字幕テキストのサイズを変更するオプションを提供してください。
色のオプション
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
すべてのプレイヤーが同じように色を認識するわけではなく、ゲームプレイの機能を伝える際に必ずしも色に頼れるとは限りません。 プレイヤーはこのタグにより、ゲームプレイ要素を区別するために色を使用する必要がないこと、または使用する色を変更できることがわかります。
推奨事項
- 重要な情報を区別する唯一の方法として色を使用することは避けてください。 形状、パターン、アイコン、テキストなど、他の方法を提供してください。
- 色の使用が避けられない場合は、使用する色を変更するためのオプションを提供してください。
- フルスクリーンフィルターに頼らないでください。 赤/緑の色覚異常がある人のためにプリセットモードを提供する場合は、各要素に特定の色を選択する機能も用意してください。
コントラストの調整
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
適切なコントラストのレベルはプレイヤーごとに異なります。 前景と背景の要素を区別するために高いコントラストを必要とするプレイヤーもいれば、目の痛みを防ぐために低いコントラストを必要とするプレイヤーもいます。 プレイヤーはこのタグにより、適切なコントラストに調整できることがわかります。
推奨事項
- ゲームプレイ中に高コントラストモードの有効化/無効化を可能にして、視覚的に気になるコントラストの変化を一時的に無効化または有効化できるようにしてください。
- プレイヤーが自分に合った適切なコントラストを見つけられるように、さまざまなレベルのコントラストの調整レベルを用意してください。
カメラの快適性
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
画面の揺れ、モーションブラー、カメラの揺れなどのカメラ効果は、一部のプレイヤーに不快感を与えたり、有害となったりする場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、このような効果を調整または無効にできることがわかります。
推奨事項
- プレイヤーによって制御されるカメラの動きがある場合は、プレイヤーがその動きの速度を調整できるようにしてください。
- 不快感を引き起こす可能性がある効果の例は次のとおりです。
- 画面の揺れ
- モーションブラー
- カメラの揺れ
- カメラの制御を奪う(例:関心を向けてほしい位置に自動的にカメラを向けるなど)
- プレイヤーがこれらの効果の強度を調整したり、完全に無効にしたりできるようにしてください。
視覚がなくてもプレイ可能
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
視覚に障がいのある一部のプレイヤーは、ナレーション付きゲームメニューのようなアクセシビリティ機能を利用することで、低視力でもプレイ可能なゲームをプレイすることができます。しかし、そのようなゲームの多くは、まったく視力のないプレイヤーにはプレイできません。 視覚に障がいのあるプレイヤーは、このタグにより、ゲームプレイの要素を見なくてもゲームプレイできることがわかります。
推奨事項
- 主要なゲームプレイがテキストベースの場合は、ナレーションを利用するか、スクリーンリーダーAPIに対応して、視覚がなくてもゲームをプレイできるようにしてください。
- メニューにナレーションが付いていても、主要なゲームプレイに視覚が必要な場合は、このタグを付けないでください。
入力
キーボードのみのオプション
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーの中には、キーボードのみを使用することを好む人や、キーボード入力にマッピングされるアクセシビリティツールを使用している人がいます。 プレイヤーはこのタグにより、キーボード入力のみを使用してゲームをプレイできることがわかります。
推奨事項
- カメラの動きを含むすべてのアクションをキーボード入力にバインドできるようにサポートしてください。
マウスのみのオプション
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーの中には、マウスのみを使用することを好む人や、マウス入力にマッピングされるアクセシビリティツールを使用している人がいます。 プレイヤーはこのタグにより、マウス入力のみを使用してゲームをプレイできることがわかります。
推奨事項
- オンスクリーンコントロールやクリックに基づく動作など、マウスのみを使用してゲームを操作する方法を提供してください。
タッチのみのオプション
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーの中には、タッチパッドやタッチスクリーンなどのタッチ入力のみを使用することを好む人がいます。 プレイヤーはこのタグにより、タッチ入力のみを使用してゲームをプレイできることがわかります。
推奨事項
- オンスクリーンコントロールやタッチに基づく動きなど、タッチ入力のみを使用してゲームを操作する方法を提供してください。
クイックタイムイベントなしでプレイ可能
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
正確なタイミングでボタンを押したり(「クイックタイムイベント」) 、ボタンを連打したりするような操作は、プレイヤーにとって不快または不可能である場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、このような操作をしなくてもプレイできることがわかります。
推奨事項
- クイックタイムイベントを無効にするオプションや、まったく使用しないようにするオプションなど、クイックタイムイベントを実行する必要がないようにする方法をプレイヤーに提供してください。
- 入力にボタンの連打が必要な場合は、代わりに入力を保持するオプションを提供してください。
自分のペースでプレイ可能
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
プレイヤーによっては素早く入力することができなかったり、正確な入力を行うことに不快感を感じたりする場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、ボタンを押す際に必要なだけ時間をかけられることがわかります。
推奨事項
- 主要なゲームプレイで反応や正確なタイミングを必要としない場合、時間制限を導入しないでください。 プレイヤーがすべてのアクションに必要なだけ時間をかけられるようにしてください。
- 可能な限り、ストーリーテキストや会話の選択肢にタイマーを設定することは避けてください。 読解に要する時間はプレイヤーによって異なるため、テキストをじっくり読むことができない場合、このようなプレイヤーはゲームをプレイしない可能性があります。
チャットのテキスト読み上げ
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
視覚に障がいのあるプレイヤーは、ゲーム内のテキストチャットなどのソーシャルエクスペリエンスを利用できない場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、テキストチャットの読み上げ機能を利用できることがわかります。
推奨事項
- テキストチャットと返信定型文の両方を読み上げるオプションを提供してください(例:「よくやった!」)。
- ゲームサウンドとは別に、テキスト読み上げ用の音量オプションを提供してください。
チャットの文字起こし
このタグがプレイヤーにとって重要な理由
聴覚に障がいのあるプレイヤーは、ゲーム内のボイスチャットなどのソーシャルエクスペリエンスを利用できない場合があります。 プレイヤーはこのタグにより、ボイスチャットで文字起こし機能を利用できることがわかります。
推奨事項
- プレイヤー間のすべてのボイスチャットをリアルタイムで文字起こしするオプションを提供してください。
- 文字起こしされたボイスチャットをテキストチャットと同じ画面上の場所に表示して、一緒に読むことができるようにしてください。