概要

Steamworksでアプリケーションのバーチャルリアリティ関連の設定を管理する場所は2か所あります。

• Steamworks設定－アプリケーションのSteamVR入力バインドモードと起動オプションを設定します。
  
• ストアページ－VR要件とサポートされる構成について説明します。

Steamworks設定

Steamworks設定では、アプリケーションのSteamVR入力バインドモードや起動オプションを定義できます。

始めるには、アプリのランディングページの「Steamworks設定」リンクをクリックします。



「アプリケーション」から「バーチャルリアリティ」を選択します。



このページでは、アプリケーションで使用するSteamVR入力モードのバインドを定義できます。

OpenXRを使用する場合、入力バインドの設定がゲームを購入してプレイできるユーザーの数に大きく影響します。 ゲームがMeta Quest 2コントローラーの推奨入力バインド設定を提案する場合、SteamVRはほとんどのコントローラタイプが機能するように自動的に再バインドします。 以下のコントローラプロファイルは、自動的に再バインドするのが難しいため、バインド設定をカスタマイズする必要があります。

• HTC Viveコントローラ
  
• Valve Indexコントローラ
  
• Windows Mixed Realityコントローラー

OpenVRで構築する場合、アプリケーションはHTC Vive、Oculus Rift、Windows Mixed Reality系のようなOpenVRをサポートする現行および将来リリースされるすべてのヘッドマウントディスプレイ（HMD）を自動的にサポートします。 Riftユーザー用に、ネイティブのOculus SDKビルドを配信することも可能です。

OpenVRに関する詳細は公式GitHubリポジトリを参照してください。

起動オプション

VRサポートを有効化する前に、アプリケーションのVR起動オプションを少なくとも1つ定義する必要があります。 起動オプションは、ユーザーがライブラリ内でアプリケーションを起動する際の、Steamによるアプリケーションの起動方法を指定します。 起動オプションによって、ユーザーにアプリケーションの異なるモード（非VR、VR、Vulkan等）を選択させることも可能です。

起動オプションはアプリケーションの特定のブランチや、実行可能ファイル、コマンドライン引数に関連付けることができます。 例えば、デスクトップモードで起動する「mygame.exe --novr」というコマンドライン引数を設定できます。 起動オプションの使用によって、ユーザーはより直感的な方法でこれらのオプションを選択できます。

起動オプションを設定するには、アプリのランディングページから「Steamworks設定を編集」を選択します。 次に「インストール」から「一般」を選択します。



すべてのアプリケーションは少なくとも1つの起動オプションを定義する必要があります。 OpenVR SDKを使用してアプリケーションを構築した場合は、「SteamVRアプリを起動」を選択します。「新しい起動オプションを追加」をクリックすると、アプリケーションのニーズに応じて起動オプションを追加できます。SteamはVR起動オプションの有無を確認し、ストアページにVR情報を追加します。


『The Lab』の起動オプション

ストアページ設定

Steamストアページ上のバーチャルリアリティ設定の表示方法を管理できます。 まず、アプリのランディングページから「ストアページを編集」を選択し、「基本情報」タブを「対応プラットフォーム」までスクロールダウンします。



「VRデバイスおよびサポート」の下のフィールドに、ゲームがサポートするSDKと特定のデバイスの両方を記載する必要があります。 OpenXRやSteamVRなどのSDKから始めて、次に各種のヘッドセット、コントローラ、部屋のサイズ要件などを記載してください。