概要
構成をホストするためにSteamワークショップを使用することに加え、ゲームはゲームデポを直接バンドルすることを選択できます。 ゲームデポ内に設定をバンドルすることにはいくつかの利点があります。
- 公式設定は、Perforceやその他制御ツールにチェックインできます。
- ブランチ間または、パブリックとプライベートAppID間における、ゲームの異なる設定をより簡単に管理できます。
- アップデートは、その他Steamworks内における2段階の公開ステップとは異なり、アトミックです。
フォーマット
アクションマニフェストファイルは
ゲーム内アクション(IGA)ファイル の拡張であり、タイプ別に分類された公式設定のリストを含む追加のセクションが含まれています。
"Action Manifest"
{
"configurations"
{
}
"actions"
{
}
"localization"
{
}
}
アクションとローカリゼーションのセクションに関する詳細は
ゲーム内アクション(IGA)ファイルを参照してください。
設定のリスト
コントローラ設定セクション内では、コントローラのタイプごとに設定がリストされ、次にロードの優先順にリストされます。 「path」値は、アクションマニフェストファイルのディスク上での場所と相対的にリストされます。
"Action Manifest"
{
"configurations"
{
"controller_xboxone"
{
"0"
{
"path" "xbox_controller.vdf"
}
}
"controller_steamcontroller_gordon"
{
"0"
{
"path" "steam_controller.vdf"
}
"1"
{
"path" "steam_controller_motion_controls.vdf"
}
}
}
"actions"
{
}
"localization"
{
}
}
サポートされたコントローラタイプの文字列:
Steam Deckコントローラ | controller_neptune |
Steamコントローラ | controller_steamcontroller_gordon |
Xbox 360 | controller_xbox360 |
Xbox One | controller_xboxone |
Xbox One Eliteコントローラー | controller_xboxelite |
PlayStation 4 コントローラー | controller_ps4 |
PlayStation 5コントローラー | controller_ps5 |
Nintendo Switch Proコントローラー | controller_switch_pro |
一般的なゲームパッド | controller_generic |
アクションマニフェストファイルの設定
アクションマニフェストファイルのセットアップは、ゼロから始めるか、既存のIGAファイルを使用するかの2通りの方法があります。
IGA(ゲーム内アクション)ファイルから始める
ステップ1-Steam Input用の開発者モードの設定
アクションマニフェストファイルを編集する前に、Steam入力で開発者モードを有効にする必要があります。これにより、開発者として設定をエクスポートし、アクションマニフェストを編集する際に間違いがあった場合に、エラーメッセージを受け取ることができます。
1)Steam Big Pictureモード>設定>システムに移動し、Steamの開発モードを有効にします
2)開発者セクションに移動し「Steam Inputレイアウト開発者モード」を有効にします
ステップ2-設定を保存する
既存のIGAファイルがある場合、コントローラ設定画面で現在の設定を保存できます。
1)ギアアイコンを選択します
2)「レイアウトをエクスポート」を選択します
3)ゲーム用にタイトルと説明を選択して、設定をエクスポートします
確認事項:ゲームがサポートしている各言語のアクションマニフェストにローカリゼーショントークンが設定されていることを確認してください
ステップ3-設定を見つける
次に、以下のSteam URLを実行することで、OS毎のドキュメントフォルダー内(Windowsno場合はマイドキュメント)に設定をダンプします。 URL:
Windowsコマンドライン
start steam://dumpcontrollerconfig?appid=X
Linuxコマンドライン
xdg-open steam://dumpcontrollerconfig?appid=X
設定ファイルと既存のIGAファイルを、ゲームフォルダ内の希望する場所にコピーします。
ステップ4-IGAファイルをアクションマニフェストファイルに変換する
IGAファイルをアクションマニフェストに変換するには、ファイルを編集して、エクスポートしたコントローラ設定のリストを含む「configuration」セクションを追加します。 これはSteamworks SDKからの一例です:
"configurations"
{
"controller_xboxone"
{
"0"
{
"path" "xbox_controller.vdf"
}
}
"controller_steamcontroller_gordon"
{
"0"
{
"path" "steam_controller.vdf"
}
}
}
ステップ5-Steamworks設定を用意する
パートナーサイト内で設定するには、Steamworks設定を編集>アプリケーションタブ>ドロップダウンでSteam入力をクリックします。 Steam入力デフォルト設定にてドロップダウンから「カスタム設定(ゲームにバンドル)」を選び、Steam入力アクションマニフェストファイルへのパスを入力してください。
アクションマニフェストファイルを使用するゲームのデバッグ
Steam経由でゲームを実行すると、アクションマニフェストファイルがゲームのデポから自動的に取得されます。 IDE経由で実行していて、ゲームがインストールされている場合、Steamはお使いのSteamデポのアクションマニフェストファイルも使用します。 しかし、Steamにゲームがインストールされていない状態で実行している場合や、ローカルで変更を加える必要がある場合は、SetInputActionManfiestPath APIを呼び出すことでアクションマニフェストのパスを上書きすることができます。 このオーバーライドは、Steamセッションが終わるまで保持されます。 Steamworks SDKに使用例があります:
char rgchCWD[1024];
if ( !_getcwd( rgchCWD, sizeof( rgchCWD ) ) )
{
strcpy( rgchCWD, "." );
}
char rgchFullPath[1024];
#if defined(_WIN32)
_snprintf( rgchFullPath, sizeof( rgchFullPath ), "%s\\%s", rgchCWD, "steam_input_manifest.vdf" );
#elif defined(OSX)
_snprintf( rgchFullPath, sizeof( rgchFullPath ), "%s/steamworksexample.app/Contents/Resources/%s", rgchCWD, "steam_input_manifest.vdf" );
#else
_snprintf( rgchFullPath, sizeof( rgchFullPath ), "%s/%s", rgchCWD, "steam_input_manifest.vdf" );
#endif
SteamInput()->SetInputActionManifestFilePath( rgchFullPath );